近年、気候的な要因や地面がアスファルトで覆われたり、ビルがガラス張りになったりというように、様々な事が複合的に重なり合う事で、夏場の暑さは今までに無いぐらい暑くなっています。場合によっては35度を超える猛暑日になる事もよくあります。
この暑さの中で野外で作業をするような仕事をしている人々にとっては、熱中症になるリスクがかなり高くなってしまい、高齢者の農業従事者を中心に死に至るケースが増加しています。
熱中症にならないために
熱中症にならないようにする事が重要であり、その為には、体を冷やしておく事が有効です。体を冷やす事でダメージを受け易い脳に熱がこもらないようになりますので、熱中症が原因で入院したり、死亡したりというケースが減ります。
農業は野外にある畑で作業したり、ビニールハウス内で作業したりします。特に猛暑日で危険であるのが畑での作業であり、作業は長時間に及ぶ事がありますので、暑さを我慢して作業を続けますと熱中症になってしまう原因になりますので注意しなければいけません。
どうしても、長時間作業をするのであれば、十分な対策を練る必要があり、近年では熱中症対策に役立つグッズが色々と発売されていますので、そのようなアイテムを活用すると良いでしょう。
空調服を活用しよう
空調服は服の中に超小型のファンを搭載しており、空気の流れを作って服の内部に熱がこもらないようにする仕組みになっています。服のタイプはブルゾンになっている事が多く、頑丈でファンによる空気の流れを作り出すには最適なタイプです。
ヘルメットを被って作業をするのであれば、フード付きの空調服が適しています。このタイプですと、ファンから送り込まれてくる風をヘルメットの方まで送り込む事が出来ますので、体全体を涼しい環境にする事ができ、虫さされや木々などによる擦り傷防止で長袖の作業服を着る必要がある場合には、このようなフード付きの空調服は大いに役立ちます。
初期に作られた空調ファン付きの作業服はファンを搭載する為にどうしてもサイズが大きくなりがちであり、デザインが崩れてしまっていましたが、新しいモデルは技術の進歩と共に新しい機能が追加されたり、ファンのサイズが小型化された事でサイズが適切な物になり、デザインも一般的な作業服と遜色が無いものになっています。
デザイン面で良くなり、紫外線対策としてUVカット加工が施されるようになった事で、空調服はより実用的な製品でしょう。
空調機能付きブルゾン
空調機能付きのブルゾンは、小型空調ファンを搭載していますので、その電源として対応バッテリーを収納する仕組みになっています。
このバッテリーはファンをある程度長時間稼働させるのが目的で搭載されていますので、それほど大きなバッテリーとなっておらず、服に収納していても、それほど重量面で気にならないサイズと重量になっていますので、農業従事者が畑や田んぼやビニールハウスで作業をする時にはバッテリーが作業の邪魔にならないでしょう。
バッテリータイプの為、バッテリーを適宜充電していく事で空調機能付きの作業服を着て夏場でも快適に作業を続ける事が出来る環境を手に入れられます。デザイン面では、空調ファンの小型化や新素材の採用などによって一般的な衣料量販店で販売されているぐらいに改善されており、スタイリッシュなデザインになりつつあります。
柄は無地の他にカモフラージュ柄もあり、一般的な作業服のような物も存在しています。採用されている素材によって素材感も異なっていますので、空調が出来れば良いというのではなく、服として着心地が良い物を選ぶ事も大切です。
機能面では、小型空調ファンを活用した空調機能、紫外線が服の中に侵入しないようにする為のUVカット機能、長袖の場合は虫さされなどを防止する機能、雨などを弾くことが出来る撥水性の高さがあります。近年の日本の暑さ対策に有効な機能であり、熱中症にならないようにする為には、このような機能が充実している空調服を選ぶ事が有効です。
カラーも選べる
カラーリングは、ホワイト・ブラック・ベージュなどが多く、農業における農作業がし易いものが用意されています。空調が出来るようになっていますと、服の中に熱がこもりませんので、常に快適な環境を保つ事ができ、暑さを我慢するといった事が無くなります。
洗濯をしていて空調服が使えないといった状況に陥らないようにする為に、服だけを販売していますので、替え用に服だけを購入する事が出来てコスト面でも通常の衣料品と同レベルにする事が出来ます。夏の農作業は年々過酷なものになってきており、多くの農業従事者にとって厳しいものになっています。
猛暑日にも作業をしなければいけない仕事であり、熱中症対策は必須です。空調機能が搭載された作業服を活用する事で、農作業をしている時に気温の事をあまり気にする必要性が無くなってきます。作業服はカラーリングやサイズが色々と展開されており、ユーザーのニーズに応えてくれるでしょう。